当社は京都市内のほぼ中心地に位置し、きもの製作の商標登録を「染の醒ヶ井」と呼称致しております由縁は、そもそも古来より自然に恵まれてきた京都での三大名水と言われる「染の井・縣井・醒ヶ井」の井戸の由来からです。
その話題からして当地は「醒ヶ井」と称する地下水脈を利用して染色業に専念して参りました処でもあり、職人町そのものです。結果それにちなんで分かり易く道路の通り名をそっくり活用して特許庁へ申請して認可、登録が叶いました。
今日まで代々受け継がれし京職人の伝統と技を守り、育み、創造性豊かな作品を世に送り出す為に夫々の仕事分野の職人衆と相携え一丸となって精進努力して参ります。
江戸期に制作された小袖や手刺繍の大袱紗、大正・昭和初期に発刊されている貴重な絵摺の木版等に秘められたアートやその資料を基に創造的なきもの創作へ...
千年の都が続いた古都...
そして言葉や形で言い尽くせない日本文化の発生の地「京都」にて過ぎ去った夫々の時代、
その時々に育み培われて来た伝統を継承しながら、
現代から未来に託す事が可能な京職人達のきもの創りの精神と技を携えて...