創作きもの

 

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醍醐の桜

醍醐の桜

太閤秀吉が興じたお花見処の地、醍醐寺の「三宝院」を舞台に創作してみました。主だった数種の京繍の技術を駆使した傑作です。


 

 

松竹梅1

松竹梅2


松竹梅

きものの世界では日本的祭り事の中で慶事・吉祥を演出、表現するのに使われる代表的な文様です。

 

松は裂取した友禅の上に、立枠調に本金で手描きを施し、竹と梅は京繍で仕上げています。取分け梅の表情は紐房をアレンジしているのですが縫いの技法が繊細に(縦横斜めに...)まるで生地に乗っかる様に見える位に凝らしてあります。


 

 

御所解文様1

御所解文様2


御所解文様

染めの作業は基本的に糸目糊置き、手描き友禅のみの手法で染上げていますが、その友禅たる藍色は研究の末に本藍を友禅に特化して独特の風味を出しています。

 

当社のお付き合い頂く友禅作家「中村康人」氏の力作のひとつです。


 

 

雪持ち菊に古代蝶2

雪持ち菊に古代蝶1


雪持ち菊に古代蝶

江戸中期の頃に創作された小袖「雪持ち菊に蝶文様小袖」を現代女性がお召し頂ける様な訪問着になるように創意工夫してみました。

 

当時は贅沢な手縫い技法を主に施した衣裳でしたが、それを今様の友禅染と京繍の繊細なテクニックを主体に当社スタッフそれぞれの最高技術で設えました。


 

 

龍田川1

龍田川2


龍田川

前者と同じく江戸期創作の小袖「龍田川模様小袖」を現代版にモチーフした作品です。

 

紅葉(もみじ)は四季の感情を呼び起こすなど屏風絵にも多く表され、此の一領は大和の竜田川を表しています。当作品は藍蝋を友禅に特化して染めの研究なされている友禅作家「中村康人」氏によって染め描かれているのが一大特色です。


 

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俵船1

俵船2


俵船

HPの「こだわり」欄に紹介しています江戸期の大袱紗の一例をご覧下さい。時の将軍「綱吉公」が側室さん達に与えた当時の刺繍仕上げの逸品です。

 

その中の「柳に俵船」の構図のものをモチーフして創作しました。五穀豊穣を縁起とした演出で、取分け豊かな実りのお米を米俵に包み、柳の木の下に停泊している船に積み込むと言った様を表現しています。


 

 

巻物絵

現代の絵画は色々な手法で出版され又その形態が豊富ですが、昔の時代は巻物に認め描かれた絵模様を見る楽しみ方がありました。

 

その様なイメージを不老長寿で縁起の良いシンボルとされる古代亀を菅縫いで又松を金描き風に描写しながら絵物語に構成してみました。


 

 

琳派短冊

琳派の絵図柄を踏襲されてこられた現代の絵描きさんの一篇をそれぞれ短冊取りに大小の変化を付け裾模様に適する様に図案をまとめ、手描き工法を主体に紫色の濃い地色で染上げました。


 

 

沢瀉に木賊とつわぶき(単衣・夏物)

沢瀉に木賊とつわぶき(単衣・夏物)

究極の薄手の浜縮緬の生地に本格派の京友禅で繊細に染め付けています。是非当品の風合いと染味をご堪能下さい。


 

 

初夏の花(単衣・夏物)

初夏の花(単衣・夏物)

変則絽(絽目が7・5・3と変則に製織)の生地に初夏に咲く花を金彩でその小花(種)を縫い仕上げました。


 

 

井草にトンボ(単衣・夏物)

井草にトンボ(単衣・夏物)

単衣用に製織された御召組織で角通し紋の生地に素描で染上げてもらいました。染材料は顔料ですが、その繊細な描写力に着目して頂ければ幸いです。


 

 

蛍ボカシに夏草(単衣・夏物)

蛍ボカシに夏草(単衣・夏物)

単衣用に製織された御召組織で角通し紋の生地に素描で染上げてもらいました。染材料は顔料ですが、その繊細な描写力に着目して頂ければ幸いです。


 

 

露草に蛍(単衣・夏帯)

露草に蛍(単衣・夏帯)

単衣から夏帯としてお使い頂ける様に、本麻の市松地紋に素描染上げています。附下と同様に蛍の輝きがとても奇麗に仕上がっています。


 

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夢の階(きざはし)上前身頃部分

夢の階(きざはし)背縫より 後身頃部分


夢の階(きざはし)

京都東山、京都女子大(南門)正門より更に東に向い、そこから石段を登り山頂目指した所に豊臣秀吉の本廟(豊国廟)がありました。

 

徳川幕政になってから当地は取り壊され、京都国立博物館の北側に豊国神社として祭られています。

 

時の権力者と言えど、辞世に「露と落ち露と消えにし我が身かな、浪速のことも夢のまた夢」と詠んだ当人の飽くなき「夢」を求める心情をきもの図案に模してみました。 石段は金駒で、桜は撚糸の閉じ上げで刺繍を施し、霞を本金で描きました。


 

等伯・松1

等伯・松2


等伯・松

桃山期から江戸初期に華やいだ狩野派に対抗して現れた「長谷川等伯」。前者の多彩さとは対照的にクールなタッチの画風が特色です。

 

京都・東山にある「智積院」さんには京都国立博物館監修の元、代表的な襖絵等種々立派な作品が残されています。


 

 

松島

日本三景の一つ、宮城県、仙台の名勝の地と言われる「松島」の情景そのものを力強い波、そして居座る岩に群生する松を裾模様ばりの絵にあしらいました。

 

大漁の歌の舞台にも当地が表されていましたね!


 

 

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桃山調 小袖

小袖が制作されていた時代の中で、一番に豪華絢爛さを誇った「安土桃山期」の紋様を今様の配色と絵図柄で染上げています。

 

若い日本女性のきもの姿の美を追求した傑作です。


 

枝垂れ桜

京都、西京区大原野に建立された「十輪寺」さん(平安の歌人「在原業平」ゆかりの俗称、業平寺)の境内にある老木の枝垂れ桜を弊社監修の下、友禅作家「濱本信博」氏に依頼し写生した図案を基に友禅工法のみで染上げてもらった逸品です。


 

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慶長文様

17世紀初頭の慶長年間の頃、小袖等に用いられていた絵図柄を小紋用に設え、数十枚の型紙を使い、京都の板場友禅の最高の工法で染上げました。


 

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万両

「実りがある」と言うお目出度い意味を含め、ご宴席でお召しになられるご衣裳のお襦袢として「万両」の柄を濡れ描きで附下付に染上げました。

 

心豊かに着付けて下されば幸いです。


 


 


 

株式会社沢田商店

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