下絵は糊置が済めば流し消される『瞬間の職芸』と言われていますが、糊置職人との協働がうまく機能するように、細かすぎず、粗すぎず、構図の確かな下絵を心がけています。 ≪Youtube≫
糊置きには、ゴム糸目・糊糸目・伏せ・撒糊・糊引田・白揚げ等、技法は色々あります。いずれも染め上がった時、匹田・撒糊の点、糸目や白揚げの線、糊伏せの面がそのまま結果として残ります。又、下絵を生かし挿し色が泣かない様キッチリとした仕事が求められます。ハレ着らしく、たっぷりと大らかな文様に仕上がる様取り組んでいます。 ≪Youtube≫
友禅の柄と共に地色は大切なので、一つ一つ手間を惜しまずに、2回3回と色を重ねて、深みのある色合いの商品を創るように心掛けています。 ≪Youtube≫
相手さんの色の調子等の意向をとく汲み取り、一番基本になりますが、色が泣く、広場のムラ等がなく、自分で納得のいくきれいな仕事をする事を心がけています。 ≪Youtube≫
手仕事の心得として、いつも新鮮な気持ちで仕事に向き合う事だと思っていますが、いまだにはじめて取り掛かる時には手がすくみ緊張します。 特に焦りと慣れの心はすぐに影響が出るので“急がば回れ“を心で唱え、祈りの中、仕事に向き合っています。 ≪Youtube≫
刺繍は、私にとっては夢を紡ぐ感性の舞台でもあります。 真っ白いキャンパスの上に、その時どきの楽しい色、元気な色、冷たい色、やさしい色など色彩を加えてゆくと自分自身の心模様となってゆくようです。 日本刺繍の表現世界があることを幸せに思います。 ≪Youtube≫